FXは少額取引ができる!メリットやデメリットを解説

FX

FXというものに興味が出てきたけれど、具体的にどのようなメリットやデメリットがあるか分からないため、一歩踏み出せないのではないでしょうか?

「FXを始めてみたいけど、良さが分からなくて心配・・」、といったようにFXに対する心配や不安感も抱いているかと思います。

FXにもメリットとデメリットがあり、人によっては取引しやすいと感じるでしょうし、値動きの大きさから取引が難しいと考えることもあります。

これからFXを始めてみたいと考えている方に向けて、FXに向いている人やメリット、デメリットを解説します。また、メリットとデメリットから、どのような運用目的に合っているのか紹介します。

FXに向いている人

まずはFXに向いている人について、簡単に紹介していきます。FXは値動きの激しい傾向があるため、冷静に判断できる方に向いていますよ。

FXに向いている人は冷静に分析できるタイプ

FXに向いている人を、こちらにまとめました。

  • 物事に対して客観的に捉えられる
  • 感情的になりにくい
  • 分析した上で行動できる
  • 状況が悪化しても焦らず対処できる

基本的にFXは取引前の分析・予測が重要です。更に分析した結果とは違う値動きや、突然下落・上昇を繰り返すことは珍しくありません。

そのため、冷静に分析・対処できる性格や特徴が必要です。

FXのメリット

続いて、FXで得られる主なメリットを、分かりやすく紹介します。FXならではの特徴もあるので、これから資産運用を始めたい方は、他の金融商品と比較検討してみるのもおすすめです。

少額で大きな金額の取引ができる

FXのメリット1つ目は、少額資金で大きな取引ができる点です。FXにはレバレッジ取引と呼ばれるルールが用意されています。

レバレッジ取引とは、元本(自己資金)の2倍や5倍といった金額の取引ができるもので、自己資金が少ない方でも始めやすいといえるでしょう。

また、レバレッジ取引で設定した倍率で利益・損失が決まるため、レバレッジ5倍であれば利益や損失も5倍で確定します。

資産運用を始めたい方の中で、50万円や100万円の資金を用意できない場合でもFXを始めやすいといえるのではないでしょうか。

様々な通貨に投資できる

FXは様々な通貨に投資できるため、相場の状況や投資の方向性に合わせて柔軟に立ち回ることができます。

例)

  • 米ドル
  • 香港ドル
  • 豪ドル
  • カナダドル
  • ルーブル
  • ユーロ
  • ポンド
  • リラ
  • クローナ

このように多数の通貨を取り扱っています。また、FXはドル/円などのようにペアで組み合わせているので、更に選択肢が増えます。

FXの経験がない方でも、海外旅行をしていて米ドルやユーロなどを使ったことがあると、通貨の価値や相場観について感覚で理解しやすいでしょう。

円安や円高などどのような相場でも利益に繋がる

FXは、通貨の価値が下落・上昇どちらの相場でも、取引のチャンスがあります。

ドル/円で説明します。

ドル/円の場合は、ドルを基準として円の価格を表示しています。皆さんが見ているテレビやネットニュースでも、1度は「1ドル109円」などのような情報を見たことがあるのではないでしょうか。

このように1ドルいくらといった価格をレートと呼び、常に変化しています。そして1ドル100円から90円(ドル安円高)に変化することを円高、1ドル100円から110円(円安ドル高)に変化することを円安と呼びます。

円でドルを購入する取引の場合は円高で損失してしまいますが、ドルで円を購入する取引で始めれば利益に繋がります。

一方で、円でドルを購入する取引で円安になると利益になりますが、ドルで円を購入すると損失に繋がります。つまり、FXにおける値動きは下落=損失ではなく、どのような通貨ペアを買い・売りの取引を始めるかによって、損失・利益どちらにも変わるのが魅力です。

市場が大きいため取引成立しやすい

FXは市場参加者が大きく、世界的に取引されているため取引の成立しやすさという点で優れています。

たとえば株式投資の場合は、大手企業の株式は頻繁に売買されますが小型株や割安株は、ほとんど売買されないため注文を出しても、なかなか取引成立しません。

一方FXの場合は円や米ドル、ユーロなど先進国・メジャーな通貨であれば注文後最短数秒で取引成立します。中には市場参加者の少ない通貨もありますが、初心者でもメジャー通貨から取引を始められるので大きな問題ではありません。

24時間取引できる

FX独自の特徴で、なおかつメリットともいえるのが24時間取引できる点です。

FXは土日祝日や年末年始、メンテナンス期間を除く平日は24時間市場が動いています。ですので、平日のどの時間帯に注文を入れても取引が成立しますし、価格変動しているのが特徴です。

日中は家事や仕事で忙しい方や、シフト制や夜勤シフトで不規則な生活の方もFXは取引を続けやすく、負担も少ないでしょう。

また、スマホで取引できるツールもあるので、仕事の合間や外出先でも手軽にFX取引や価格チェックなどができます。

信託保全の対象

信託保全とはFX会社や証券会社に預けた資金が、万が一盗難・消失した場合に運営企業側で補償してくれる制度のことです。

国内の法律では、どのFX会社・証券会社に対してもFX取引に関して信託保全の対象とするよう定めています。ですので、万が一FX口座に預けた資金が、取引以外の理由で減少した場合でも補償してくれるためリスク回避しやすいといえるでしょう。

FXのデメリット

続いてFXを始めることで発生する、デメリットを紹介します。他の金融商品と同様に、FXはメリットばかりではありませんので、デメリットも理解した上で検討しましょう。

元本保証はない

元本保証の元本とは自己資金のことです。そしてFXでは元本保証がありません。

簡単に説明するとFX元本保証なしとは、利益が出れば自己資金が増えるものの、損失が発生すれば自己資金が減少するルールです。

そのため資産運用を始めたいと考えているけれど、利益より安定性重視の場合はFXと合わないでしょう。また、価格変動を分析・予測していても100%当たることはないので、思わぬ損失を招くリスクもあります。

レバレッジ取引で大きな損失に繋がる可能性

FXのメリットでありデメリットでもあるのが、レバレッジ取引です。利益を得ることができれば、少額取引で2倍や10倍の利益を確保できます。

しかし、反対に損失を招いた場合は、1回の取引で自己資金を大きく減少させてしまうリスクもあります。

FX初心者の場合は、レバレッジを掛けないもしくは2倍など低レバレッジで抑えておくののがおすすめです。

FXに合った運用方法とは?

FXに合った運用方法について、簡単に紹介していきます。

FXは短期取引がおすすめ

FXは1週間や1ヶ月といった長いスパンで通貨を保有するのではなく、数分や数時間といった短いスパンで取引を繰り返すのがおすすめです。

なぜなら、このような理由があるからです。

  • 下落・上昇に制限がない
  • 値動きが激しい
  • 世界情勢と密接な関わりがあるため、長期的な予測が難しい

株式投資の場合は、1日の変動幅に制限がかけられています。つまり、ストッパーの役割です。一方FXは、価格変動に制限がないため、どこまでも上昇・下落するリスクもあります。

また、政治的な動きとも関係しているため、米中貿易戦争など予測できない事象で市場が荒れやすく、長期的な予測をしても外れやすいです。

【まとめ】FXのメリットとデメリットを理解したあとに準備を始めよう!

FXにもメリットとデメリットがあり、人によって魅力に感じるところや不安に感じるところなどさまざまでしょう。

重要なポイントは、メリットとデメリットを理解した上で、自分の性格に合った金融商品かイメージすることです。基本的にFXは相場の動きが激しいため、常に新しい情報を収集しつつ、冷静に対処する力が必要とされます。

いきなりFXを始めるのではなく、まずは良さやリスクを把握しましょう。

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